シロアリといっても、実は種類は1種類ではありません。
さまざまな種類があり、特徴や生息区域なども異なります。
近年増えているのが、アメリカカンザイシロアリです。
アメリカカンザイシロアリは、アメリカなどから輸入された輸入材と一緒についてきた海外種のシロアリで、日本の在来種であるヤマトシロアリなどと性質が異なります。
ヤマトシロアリやイエシロアリなどの日本の在来種は、高温多湿を好み、風呂場や洗面所周辺や床下などの水気や湿気のあるところで発生するのが特徴です。
湿度が下がって乾燥すると、弱ることや死んでしまうこともあります。
これに対して、アメリカカンザイシロアリは名称にカンザイ(乾材)とあるように、乾燥に強いのが特徴です。
床下や水回り付近だけでなく、家の柱や家具などの乾燥した木材にも巣を作って、次々に食い荒らしていくのです。