放置すると危険?白蟻による被害事例を詳しく解説!

放置すると危険?白蟻による被害事例を詳しく解説!

白蟻による被害は、すぐにはなかなか気がつくことができません。床下や天井裏など普段は見ない場所も多く、気がついたときにはかなりの被害が発生していたということも少なくないのです。今回はそんな白蟻の被害について、その特徴や設備ごとの被害事例などについて紹介していきます。

 

白蟻被害の特徴 

はっきりと白蟻の姿を目にした場合には、白蟻被害の発生をある程度把握することができますが、姿を見ていない状態ではなかなかその被害に気がつくことができません。発見のきっかけにもなる白蟻被害の特徴としては、以下のものが挙げられます。

 

木材の中身を食べる

木材を好んで食べ荒らす白蟻ですが、木材の表面部分のみを食べることは基本的にありません。木材の内部を好んで食べるという特徴があり、その理由としては、太陽の光や風などを嫌うためといわれています。そのため表面部分にまで被害がおよんでしまっているという場合、その木材は相当食べられてしまっている可能性が考えられます。

 

表面に土のようなものが付着している

床下の基礎にあるコンクリート部分などに、土のようなものが付着していることがあります。それが道のように長細いものであった場合、白蟻が発生している可能性がかなり高いといえます。

白蟻には、蟻道という通り道を被害箇所となる木材までのルートに作るという習性があり、そのようなものが白蟻に関係なく発生することは一般的に考えられません。たまたま土が付着することはあったとしても、それが道のように長細いものというのは蟻道にほかならないのです。

 

玄関の場合

代表的な被害箇所としてまず挙げられるのが玄関です。玄関はお客さんも利用する場所でもあるので、白蟻によって被害が発生するとダメージが大きい場所となります。

そもそも、白蟻被害が表面化するのはかなり進行した状態となります。駆除作業後の補修作業のために、しばらく玄関の利用ができなくなる可能性もあるのです。

また、玄関部分では木材を使用しているケースが多く見受けられます。靴を脱いで室内へと上がる縁の部分や玄関ドアの枠部分など、さまざまな箇所に使われています。特にドアの枠部分に関しては直接外にむき出しになっていることもあり、白蟻が侵入してきやすい部分だといえるでしょう。

一度白蟻に侵入されると、その被害に気づくまでにはある程度の時間がかかります。表面化してからの駆除では費用が一気に跳ね上がることになりかねませんので、実際は白蟻による被害ではなかったとしても、その都度業者に確認をしてもらう必要があるでしょう。

 

浴室の場合

浴室内に関しては、浴槽がヒノキなどこだわりのものである場合を除き、木材を使用することはほとんどありません。仮に使用していたとしても、なかなかそこでは白蟻被害は発生しないでしょう。ところが浴室の外は違います。

 

浴室ドアの縁

まず浴室のドアの縁では、木材を使用していることがよくあります。侵入経路としてはやはり床下が多い傾向にありますが、浴室内部から侵入するケースも存在します。

内側から徐々に食い荒らされていき、表面に影響が出るころにはすでにボロボロな状態です。浴室ドアの縁は縦長ですので、白蟻からすると食べる部分は豊富にあります。そのため、表面化するまでに時間がかかりやすいというのが特徴です。

 

敷居の裏側

ドアの縁のほかに、脱衣所と浴室を仕切る敷居部分の裏側に関しても、白蟻が生息しやすい木材が使用される部分となります。こちらは特に床下から距離が近い部分となりますので、白蟻の被害に遭いやすい傾向にあるといえるでしょう。

 

天井や床下の場合

天井や床下などは、普段暮らしているときにはあまり目にすることがない部分となります。そのため白蟻の被害に遭っていてもなかなか発見することが難しく、被害が広がってしまいやすい箇所となるのです。

 

天井の場合

天井というのはいわゆる屋根裏部分のことです。白蟻にはヤマトシロアリなどいくつかの種類が存在していますが、その中に羽の生えた個体が生まれることがあります。その個体が天井部分に侵入し、そこで巣を作り繁殖してしまうのです。その結果、天井部分の木材が食い荒らされてしまうというわけです。

 

床下の場合

床下は白蟻被害が最も多い箇所となります。まず外部から侵入しやすい場所であることと、木材がむき出しになっているという点、そして人目につかないため被害に気がつきにくいというのが主な理由です。

白蟻は地面から住まいに侵入し、木材を食べていきます。床下の木材は家の基盤となるものであり、その木材が空洞化してしまうというのは建物の耐久性を著しく下げてしまうことになります。

 

まとめ

設備などによってその被害はさまざまですが、いずれにしても木材部分がボロボロになってしまうというのが共通している特徴となります。家を支える大事な部材がボロボロになってしまっては、耐久性も著しく低下してしまうでしょう。被害が拡大してしまう前に、早めの対応が必要です。

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